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先端技術によって従来比1/3の小型化と1/2の分析時間を達成
コンパクトアナライザガスクロマトグラフ「Nexgen GC(ネクスジェン ジーシー)」発売

コンパクトアナライザガスクロマトグラフ「Nexgen GC」 コンパクトアナライザガスクロマトグラフ「Nexgen GC」

島津製作所は、独自技術「ステンレス(SUS)プレートカラム」とマルチディーンズスイッチ(特許技術)により小型化と分析の高速化を実現した、次世代多次元ガスクロマトグラフ「Nexgen GC」を発売します。小さなボディにガスクロマトグラフ(GC)2台分を搭載し、複雑な成分に適した多次元分析を簡単に利用できるようにした次世代のガスクロマトグラフです。

【開発の背景】
従来のマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ(MDGC)は、キャピラリーカラムを搭載するオーブン2台を用いるので、システムは大きくなり、複数の設置が難しくなります。分析にも時間がかかるため、品質管理など多検体の処理には不向きな面がありました。本製品は、このような課題を解決するために開発されました。従来比約1/3の設置面積を実現し、カラムを従来よりも高速に昇温可能なため分析時間の半減が可能です※1。省スペース、高速化による分析生産性の向上を実現します。

【製品の特長】
1. コンパクトなボディーに2つのSUSプレートカラムを内蔵
新開発のSUSプレートカラムは、100mm×100mmのSUSプレートにフォトエッチング※2によって微細流路を形成した小型で高性能なGC用カラムです。本製品は、コンパクトなボディに2つのカラムカートリッジを内蔵したMDGC構成の装置です。

2. 高速かつ高分離分析が可能
カートリッジ内に配置した平板ヒータによってカラムを直接加熱するため、従来のオーブン型GCでは不可能だった、低温域(室温付近)から高温域(350℃)まで最速毎分70℃という昇温が可能※3です。2つのカートリッジをそれぞれ高速昇温できるので、高速かつ高分離分析が可能です。さらに、目的成分の溶出後に残る高沸点成分を追い出す「バックフラッシュ機能」によって、分析時間を短縮できます。

3. 再現性の高いハートカット
試料中の目的成分だけをカラムに導入する「ハートカット分析」※4では、当社独自の「マルチディーンズスイッチ」を採用しました。カラム出口の圧力変化がほとんど起こらず、リテンションタイムの変動を抑えられ、複数回のハートカットも正確に行える高い再現性を実現します。

4. 高い操作性
フルカラー液晶タッチパネルによって、分かりやすい操作性を実現しました。GC本体で各種自己診断、キャリアガスの自動リークチェック、クロマトグラムの表示などが可能です。ユーザビリティに定評があるソフトウェア「LabSolutions」に、一目で装置の状態を把握でき、ワンクリックでパラメータ設定画面を表示するユーザーインターフェイスを採用しました。スマートフォンやタブレットPCを使用することで、装置の遠隔モニタリングも可能です。

※1 短縮できる分析時間は分析対象によって異なります
※2 金属板に写真製版技術を用いて必要な模様に耐食膜を形成する精密加工技術
※3 従来製品は250〜350℃の範囲を毎分15℃で昇温可能
※4 1本のカラムでは分離できない成分を、スイッチング機構の切り替えにより2本目のカラムに導入する技術

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