株式会社松見科学計測は分析装置、理化学機器を専門として先端技術をトータルサポートする会社です。

島津製作所は、分析天びん「AP-Wシリーズ」の高感度モデルとして、最小読み取り限度0.01mg（=10万分の1グラム）の「AP135W」、「AP125WD」、「AP225WD」、3機種のセミミクロモデルをラインナップに追加し、5月26日に発売します。

最小読み取り限度0.01mgの当社従来製品は微量軽量における表示の反応時間が約10秒だったのに対し、新モデルは約2秒まで短縮したことで高速な計量が可能です。加えて、HPLC（高速液体クロマトグラフ）を使用するお客様向けに、緩衝溶液の濃度調製や調合をサポートする機能を搭載しているほか、当社の計量データ管理システム「LabSolutions Balance（ラボソリューションズ バランス）」に接続すれば、電子記録および電子署名に対応した環境で、他の当社製分析装置と一括したデータ管理が可能となります。また、2016年9月に発売した最小読み取り0.1mg機種と同様に、オプションのイオナイザ「STABLO-AP（スタブロ エーピー）」を本体に組み込むことで、計量に影響を及ぼす静電気を約1秒で除去して、計量結果の信頼性を高めます。

分析天びんは、主に、分析装置を使用する上で必要な試薬などのひょう量に使用されます。 製薬メーカーや化学メーカーでは0.01mgオーダーで計量が行われており、分析天びんには計量の高速性や信頼性を始め、効率的な分析を行うためのサポート機能や各種規制に対応するための管理機能などが要求されています。

このようなニーズに応えるため、当社は、目的濃度の溶液調製に必要なひょう量値を自動算出する機能など従来から好評な機能を引き継ぎながら、0.01mgオーダーの計量が数秒で可能なセミミクロモデルを開発しました。本分析天びんは、製薬、化学、食品など国内外の様々な業界に展開し、発売から1年間で3モデル合計1,000台の販売を目指します。

1. 高速な計量を実現

2. HPLCによる分析をサポートする多彩な機能と一括した安全なデータ管理

3. 操作性に優れたユーザーインターフェイス

分析天びん「AP135W」	41万5千円（税別） 最大ひょう量135g / 最小読み取り0.01mg
分析天びん「AP225WD」	39万4千円（税別） 最大ひょう量220g / 最小読み取り0.1mg 最大ひょう量102gまで最小読み取り0.01mg
分析天びん「AP125WD」	33万8千円（税別） 最大ひょう量120g / 最小読み取り0.1mg 最大ひょう量52gまで最小読み取り0.01mg